話題の「社会人大学院」を体験してみた
渋谷ルネッサンスセンターで第2回「プレ大学院講座」開催
(『サンデー毎日』1月号掲載記事)

 昨年12月8日(日)、渋谷マークシティ17Fの多摩大学ルネッサンスセンターで社会人大学院への進学希望者を対象とした「プレ大学院講座」が開かれた。今回は7月14日(日)に引き続き2回目の開催。この講座のユニークな点は、現役社会人大学院生が中心になって組織したNPO「社会人大学院研究機構」が主催したことである。約70人が参加し、熱の入った講演・授業体験ライブが続いた。

 第一部は工藤美知尋・青山IGC学院長による「受験指導の現場から」、本田由紀・東京大学助教授による「修了生動向の分析から」という意欲的なプログラムが組まれた。青山浩一郎・多摩大学大学院研究科長の司会で、社会人大学院の現状と課題が要領よく整理され、充実した内容が参加者に喜ばれていた。

 第二部は主催したNPOスタッフによる経験談の後、「大学院・授業体験ライブ」と題して、後援の多摩大学大学院(中谷巌学長)の、織畑基一教授、田坂広志教授による熱気あふれる授業が、さながら参加者が大学院に体験入学したかのような臨場感をもって繰り広げられた。

 また、当日「自然発生的に設けられた(NPO代表者)」という、NPOスタッフによる「相談コーナー」は非常に好評で、時間を忘れて話し込む姿も見られたほどであった。
当NPOでは今後も大学院を目指す社会人のために、各種の意欲的な試みを実施するという。




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